2012年3月15日木曜日

地方版で、湧く旅心

20120224 自宅に戻る電車のシートの上に朝日新聞があった。前に乗った人が、忘れたのか捨てたのか、手に取って読んでみた。

紙面の配列は少し違うけれども、大きく扱われた記事の内容は、今朝、自宅で読んだのと同じだった。ところが、地方版まで読み進んで、この新聞は山口県で売られたり配布されている新聞だということに気付いた。

此の来浜の主は、今日、山口の潮風か山風か腹いっぱいに吸って、横浜までやってきた。筋金入りの長州ものとはいえ、グニャっと疲れている。

此の主を手にしていた奴は、仕事の出張で来たのか、その帰りか。年老いた病床の親の見舞いに来たのか、その帰りか。お忍びの旅にやってきたのか、その帰りか。そんなことを考えながら、山口東版の記事を読んでいるうちに、俺も、山口でも山口でなくても、何処でもいい、旅情を味わいたいと思った。旅愁? 酒があって温泉があって、これぁ、たまらんなあ。

山口で思い出したのは、大学のサッカー部の後輩の桃井君だ。常々明るく愉快な桃井君は山口高校卒で、今は山口県の教育委員会で頑張っている。偉くなっている、と聞いている。その後、山口高校出身者の何人かは、私の出た学校に来ている。私の長男が出た高校のサッカー部の監督さんも山口高校で、東京学芸大卒だった。私を、息子の父兄以上に親しくしていただいた。

息子の大学(東京理大)の同窓生のギンちゃんは、山口県庁で土木系の職員として精励している。入庁して最初の夏、離島のダムの管理を任されていたとき、大型台風で水かさが急に増してきたときの緊張ぶりを息子に伝えてきた。気の弱い彼にはよっぽど怖かったようだ。彼も、高校は山口高校だった。

此の新聞記事を拾い読みして、インナートリップとでも洒落込みますか。防府をささやかに楽しく彷徨(さまよ)ってみましょうや。

 

32ページ=地域総合

MX-3500FN_20120315_165057_001

 MX-3500FN_20120315_170053_001

MX-3500FN_20120315_165955_001

MX-3500FN_20120315_170147_001

33ページ=山口

MX-3500FN_20120315_170850_001

MX-3500FN_20120315_170945_001 

MX-3500FN_20120315_171034_001

MX-3500FN_20120315_172735_001

 

MX-3500FN_20120315_172822_001

MX-3500FN_20120315_172854_001